ST TNG

"SKIN OF EVIL"(「悲しみの星に消えたターシャ」)

OPに名前の出ているレギュラーメンバーが開始十数分で「死にました」と言われたら普通復活するだろう、と思うのが日本人的なところですがまさか本当に死んでしまうというのに驚いた話。あの星の存在は要するに「反それ」というか「ピッコロ大魔王」みたいな…

"SYMBIOSIS"(「禁断の秘薬」)

麻薬問題というのはかなり深刻なのだろうなあ、と思った話。作品では歴史やら政治やらが絡んだところに「艦隊の誓い」があったりしてジレンマとストレスをかなり感じます。最後のピカード艦長の決定で少しはマシなところに落ち着きましたが、きっとあの二つ…

"THE ARSENAL OF FREEDOM"(「生き返った死の宇宙商人」)

吹替えの素敵さが分かる話。青野武氏の声でああいうしゃべりをされるとすごくインチキくさくて良いです。勿論氏は普通に誠実な感じの演技も出来る方ですがこれがベテランの味というヤツでしょうか。生き返ったのは宇宙商人というより宇宙兵器でしたからその…

"HEART OF GLORY"(「さまよえるクリンゴン戦士」)

純粋なクリンゴン人でありながら地球人に育てられ、それでもクリンゴンとしてもアイデンティティを保とうとするウォーフ。外国に行ったら急に愛国心に目覚めるというのとある種通じるところがあるといったら怒られそうです。今回ははぐれもののクリンゴン人…

"COMING OF AGE"(「宇宙戦士への道」)

目的が謎な監査を受けるエンタープライズとピカード艦長。監査担当のレミック少佐がいい感じの「嫌なヤツ」。所々でただそれだけではない、という感じを出している上、退場の時の台詞が非常に印象的でずっと記憶に残るキャラクターでありました。あの調子な…

"HOME SOIL"(「神に似た人々」)

邦題の方をみると、「アルデア」の話と同じくすばらしく進化した技術を持った存在か、途轍もないオーバーロード種族か、と思われますが、惑星改造を、恐らくは聖書の神に擬えている模様。「新たなる生命」とのファーストコンタクトは必ずトラブルを起こすと…

"WHERE THE BOUGH BREAKS"(「死に急ぐ惑星アルデア」)

科学技術の発達した伝説的な惑星アルデアは世代を経るに従って少子化が進み、ついには子供ができなくなった。そして自分達の文明を担わせる子供を欲していた…という事で、異種族の子供をさらっても文明を存続させようというアルデア人と言うのは血統と言うも…

"TOO SHORT A SEASON"(「大いなる償い」)

若返りや不老不死とは人類の夢ですが、TOSの時代よりスター・トレックにもその手の話はあります。この話はそれは主題ではなく、昔の過ちを清算するという話なのですが、やはり徐々に若返る提督の姿に目が行ってしまいます。正確にはそれだけではなく、吹替え…

"11001001"(「盗まれたエンタープライズ」)

コンピュータの基本思想は400年経っても二進法、という話。二人で一体と言うバイナー星人というのは面白いですが、その存在よりもその能力に驚くべきでしょう。チューンアップされたホロデッキはライカーをも魅了するプログラムを作り上げるのですから。ミュ…

"ANGEL ONE"(「奪われた女神達の惑星」)

宇宙を探索する…だけじゃないけど…のが任務であるエンタープライズですから、人類社会とは違い社会体制と出会うのは正しい意味のお仕事。極端な女尊男卑社会に出会うのもまた然り。しかし、遭難した地球人の宇宙人の男性と出会い社会が動揺する、というのは…

"DATALORE"(「アンドロイドの裏切り」)

データの「兄弟」であるローア初登場。演ずるのはデータと同じブレント・スパイナーですが吹替えは別の人がやってるのでわかりやすい。データはTOSではスポックにあたる「人間とは異質の存在」ですが、スポックとは違い、素でそれも真剣だったりするので憎め…

"THE BIG GOODBYE"(「宇宙空間の名探偵」)

ホロデッキを舞台にした多分最初のエピソード。非常に重要な会談を前に息抜きで行ったプログラムが故障により暴走し、現実世界も虚構世界も危機に陥る、という二面性が強い展開でスリリングでもあります。後にホロデッキを用いたエピソードは続々と出て来ま…

"HAVEN"(「夢の人」)

24世紀最強のオバさんともいえるラクサナ・トロイ初登場。 "THE CAGE"のナンバー・ワン、あるいはTOSのチャペルの成れの果てかと思うと刻の涙が見えたり見えなかったりしますが、この強烈な個性は中々得がたい存在です。そんなラクサナに注目が行ってしまい…

"HIDE AND Q"(「死のゲーム」)

ライカー副長がQに気に入られてその力を得る話なのですが、それにしては邦題が微妙な気も。ライカーの選択自体がゲームと言うならまあ外れてはいないのですが。人類から見ればQは絶対的な力を持つ存在ですが、後のエピソードでもあるように、あくまで「Q連続…

"THE BATTLE"(「復讐のフェレンギ星人」)

邦題が突拍子もないとかネタバレしていると言うのはTOS時代からの「伝統」ともいえますが、このエピソードは後者の典型の一つでしょう。ただ原題もやや素っ気ないのでこれはこれでどうかと思わないでもないですが。内容はまあ邦題の通りですが、この当時はフ…

"JUSTICE"(「神からの警告」)

ピカードvsピカード!日本語版の吹替えの話ですが。それはそれとして未知なる生命体や文明とのコンタクトと言うのはスター・トレックの大きな要素の一つです。このエピソードも文明間の「常識」の差が大きな問題を生むという話なので、法の精神や一罰百戒等…

"LONELOY AMONG US"(「姿なき宇宙人」)

惑星連邦への参入を希望する敵対する二つの種族の代表を移送する任務のエンタープライズを襲う危機、と言う事でよくある「敵対種族同士の妨害」ではなくそれは添え物に過ぎなかったという話。エネルギーパターンのような「生命」と言うのは中々面白いアイデ…

"WHERE NO ONE HAS GONE BEFORE"(「宇宙の果てから来た男」)

「旅人」初登場。ある技術又は異星人の能力によってエンタープライズがどことも知れない空間に飛ばされる、と言うのは時々見られるエピソードのタイプではありますが、このエピソードの出色は「旅人」とウェスリーの交流、そして少年がただの「子供」ではな…

"THE LAST OUTPOST"(「謎の宇宙生命体」)

フェレンギ人初登場。 DS9のクワークがあまりにも普通に存在したので忘れてましたが、このエピソードまでは連邦とフェレンギの接触は無かったのです。そういう意味ではほんの数年で普通に連邦の領域に出没し、実質的に定着した上に中には艦隊士官候補生まで…

"CODE OF HONOR"(「愛なき惑星」)

異種族との文化ギャップとそれに伴う陰謀に巻き込まれる話。TOSの"AMOK TIME"を思い起こさせる所があります。TNGの初期はプロットやアイデアが明らかにTOSからの流用なのが多いのですがこれもその一つ。色々な政治形態や文化がある、というのがスター・トレ…

"THE NAKED NOW"(「未知からの誘惑」)

TOSの"THE NAKED TIME"のTNG版リメイク。 "THE NAKED TIME"の事件を歴史的事実として扱い、当時のエンタープライズやカークについて言及しているのが微笑ましい。しかし数十年経っても宇宙艦隊の防疫体制というのは微妙にザルっぽいです。スールー(カトウ)の…

ENCOUNTER AT FARPOINT(未知への飛翔)

"STAR TREK THE NEXT GENERATION"「新スター・トレック」のパイロット版。カウンセラー・トロイの制服が違っていたり、レギュラーシーズンと細かい差異がありますが、基本はそのままなので実質的にも第一話です。キャラクターの紹介やホロデッキ等、従来にな…