神の名に於いて鋳造す。汝ら罪無し。
今日のトラブルについて私に罪はありません。あるとすれば本来インスタンス化すら必要のないデータを顧客の要望に従って取り込み、あまつさえ実行可能なレコードと同じように扱おうとしたことくらいでしょうか。そもそも散々「そういう怪しいデータを入れると危険です!」と進言はしましたが結局押し切られた経緯があるので忸怩たる思いはあるとはいえ、私は私のポジションで出来ることはやっているから少なくとも罪の意識はありません。
とはいえ苦情を受けるのは私です。
死刑執行人の剣ですら神の名において赦されるに人間の下っ端にはその権利すらないのか。「人命は地球より重い」とかいう人もいますが、「父さんは人間よりモビルスーツの方が大事なんですかっ」と息子に詰め寄られて否定しなかった技術士官もいたしなあ。案外世の中そんなものかもしれません。