ロリータ

ロシアの亡命貴族ウラジミール・ナボコフによる小説の題名がいつしか特殊な趣味の代名詞として一般に定着したのはいつからか。
今日も今日とてあたふた仕事をしていたら、ある人が突然、

ロリータっていいよな

といいました。
凍りつく職場。
結論からいえば、そのような名前の御菓子があって、その御菓子がおいしいよね、といいたかったらしいのですが、前後の状況が分からない中ではその発言が私を含めて周りに与えた影響は計り知れませんでした。何しろ「そういう趣味」の人ではないはずの人が、しかも素面でその発言。ここ最近の激務でついにキたのか…と多分皆思ったはずです。正直な所どのように反応していいのかさっぱりわからず固まっていました。
しばらくして周りの雰囲気に気づいて、ようやく自分の発言の意味を説明して事なきを得ましたが、実際、一体どうなることかと思いましたよ。付近に女性の人がいて機嫌でも悪かったらセクハラで訴え…るような人は職場にはいないでしょうが、妙な色眼鏡でみるようになることは必至。 まあそうなったらそうなったで面白いけど何事もなくてよかったなあ…ああ、びっくりした。