次世代ロケット名はアレス NASA、「火星」の意味

火星の英語名「Mars」の元となった軍神マルスに相当するギリシャの神はアレース(アレス、アーレース)。マルスとアレースは割りと「性格」違うのが中々面白いのですが、それはそれとして、「アレス」を「火星の意味」と言われると少し違和感を感じないでもないです。
古代バビロニアあたりでは軍神ネルガルをして火星に当てていたということもあり、一般的に「軍神=火星」と言うイメージもあるのでギリシャにおいてもアレースがそれに相当するのはおかしくはない。ただギリシャ神話には太陽や月、星座に関する話はあってもあまり「惑星」に関する話がない…私が知らないだけかも…ので、神様≒星というイメージが言葉的には浮かびません。
とは言え冷静になって考えると、火星の二つの衛星はアレースの二人(二柱)の息子「フォボス」と「ダイモス」だし、有名なアンタレスは「Antares」であり、「Ant」は「Anti」で「Ares」はそのまんまアレースのことですから、やはりギリシャでも神々を星に割り当てていたのかもしれません。英語もラテン語もちょっとかじって放棄状態…いや、勉強はしたいのですよ。身に付かないだけで…なのに、こういうのを見かけるとギリシャ語も学んでみたくなったりするのはやはり一種の「逃避」かもしれませんが、オタクとしての知識増加のためにも、数字の数え方と(主要な)星の名前くらいはギリシャ語で覚えるのもいいかなあ、と思う今日この頃でありました。