読んだ本

週末に読んだ本等。

M.ムアコック「黒曜石のなかの不死鳥」「剣のなかの竜」

「永遠の戦士」と言えばエルリックの印象が強いですが、その「原型」ともいえるエレコーゼ・サーガ異世界に召還され、裏切られ裏切り、そして…と言う展開で、他の「永遠の戦士」と少し違う流れで進み、最後には何となく「救い」を感じるのは私だけでしょうか。とりあえず「休息」を得られたせいかなあ。

虚淵玄Fate/Zero Vol.3」

「散りゆく者たち」。最終決戦を前に脱落組が続出。取り敢えず切嗣が「外道」。最後の最後の悲劇へ突っ走るのを感じて次が待ち遠しいです。こりゃまあセイバーは最後の場面で号泣するしかないですな。

陳舜臣「中国美人伝」

古代から近代までの中国の代表的「美人」に関する短編集。作者のお得意な題材です。知らない話もあったりしますが安定して読めます。

上村勝彦「バガヴァッド・ギーターの世界」

マハーバーラタ」の一編にして、インドでも有名な信仰の書である「バガヴァッド・ギーター」。クリシュナとアルジェナの会話を通じて日本人にも分かりやすく解説した本です。同じ作者の「原典訳マハーバーラタ」の「バガヴァッド・ギーター」も読みましたが、やはり解説入れてくれてるので読みやすかったです。周辺の文化や風習の智識ないと厳しいもので。やはり本を読むには教養が必要です。まだまだ全然足りないや。

菊池直恵鉄子の旅」全6巻

鉄道に興味の無かった女性漫画家が「鉄」の案内人に連れられて旅をする漫画。コンビニ売りのセレクション版を読んだら面白かったので全巻購入。結構品薄みたいですが幸運でした。それぞれのキャラクターが立ってて「ああ『鉄』ってこんな感じの人もいるな」と思ってにやりとしたり。巻末にタイムチャートとか付いていて、時刻表と比べて愉しんだりも出来ます。取り敢えず「秘境駅」には行って見たくなります。車か、せめてバイクでもあればなあ。

佐々木少年新月月姫」5巻

ロアの影がちらつく中、終盤に向けて徐々に謎が明らかに…はまだなってないか。取り敢えずアルクェイドと士貴のデートのエピソードでのアルクのかわいさや、その他のキャラクターをそれぞれ上手いこと描いているな、と思います。この調子で最後まで言って欲しいですが、遠野ルートがどれだけ絡めてくれるか。アニメ版のように簡単にスルーせずに上手いこと混ぜてくれるとうれしいですけど。どうなりますか。