週末に読んだ本等。
M.ムアコック「黒曜石のなかの不死鳥」「剣のなかの竜」
「永遠の戦士」と言えばエルリックの印象が強いですが、その「原型」ともいえるエレコーゼ・サーガ。異世界に召還され、裏切られ裏切り、そして…と言う展開で、他の「永遠の戦士」と少し違う流れで進み、最後には何となく「救い」を感じるのは私だけでしょうか。とりあえず「休息」を得られたせいかなあ。
虚淵玄「Fate/Zero Vol.3」
「散りゆく者たち」。最終決戦を前に脱落組が続出。取り敢えず切嗣が「外道」。最後の最後の悲劇へ突っ走るのを感じて次が待ち遠しいです。こりゃまあセイバーは最後の場面で号泣するしかないですな。
陳舜臣「中国美人伝」
古代から近代までの中国の代表的「美人」に関する短編集。作者のお得意な題材です。知らない話もあったりしますが安定して読めます。
上村勝彦「バガヴァッド・ギーターの世界」
「マハーバーラタ」の一編にして、インドでも有名な信仰の書である「バガヴァッド・ギーター」。クリシュナとアルジェナの会話を通じて日本人にも分かりやすく解説した本です。同じ作者の「原典訳マハーバーラタ」の「バガヴァッド・ギーター」も読みましたが、やはり解説入れてくれてるので読みやすかったです。周辺の文化や風習の智識ないと厳しいもので。やはり本を読むには教養が必要です。まだまだ全然足りないや。