京極夏彦「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」 講談社(文庫/講談社文庫)
作者のデビュー作にして出世作な初期二作品を読み直し。文庫版。笑ってしまうほどの分厚さですが、すいすいと読めます。何度か読んでいるので話は分かっていますが、衒学的な「だまし」の構成が楽しめました。そういえば最初に読んだのは今よりずっと昔、当時も意図しない長期出張で寂しく暮らしている時だったな。こういう心情の時には割りとこういうのが良く合うのかもしれません。
「新世紀エヴァンゲリオン」第壱話〜第弐拾話
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」を観て、TV版を観直したくなったので第弐拾話まで観ました。改めて「新劇場版」がしっかり画を作り直していたのだな、と確認。一世を風靡したこの作品も流石に12年も前の作品であり、デジタルでないアナログである事、CGが皆無である意味落ち着いた作風である事も再確認。なんだかんだで再視聴にも耐えうる「懐かしい」作品でありました。問題は21話以降も観るかどうか。さすがにTV版のあのオチが再視聴に耐えうるか、結構微妙。時間に余裕が出来た時また考えてみることにしたいと思います。