誤差

同じGr.のT氏が指して「太った」と言う。元々「もっと太れ」と言いたくなるほど痩せた人で、実際には2〜3kgは体重増らしいが見た目はさっぱりわからない。
当然「贅沢ぬかすな」「どこが増えてるんだ」「と言うか誤差だろ」とオールレンジで反論されたが、当人は次のように反論した。曰く、「(増えた)絶対値が同じでも元が少ないから大問題」。
一理ある。それは認めざるを得ない。
元が50kgと100kgの人では同じ増加量でも率は違うのは明らかだ。言われてみれば痩せていた人が太るとその影響はデブが更にデブになるより負担が大きいとも聞く。当たり前かもしれないが思いつかなかった。目から鱗が二枚程落ちた気がする。
 …とは言え、やっぱりそれは「誤差」だ。誤差に過ぎん。計算上は一日50g〜100gの体重減が見込めるほどの有酸素運動をしているにも関わらず、全然体重が減らないデブ(注:私)からみたら「ふざけんな」と叫びたくなるぞ。
全く、良いよなあ、細い人は…とでっぱった腹を見ながら涙と共に羨む冬の夜であった。