木村暢「機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」 角川書店(文庫/角川スニーカー文庫)

リボンズ・アルマーク率いるイノベイド達との戦いから2年。ソレスタル・ビーイングは未だに活動を続けていた。大昔に難破した木製探査船、エウロパの帰還が地球圏に新たな危機を引き起こす。「来たるべき対話」とは…と言う話。
機動戦士ガンダム00」の劇場版ノベライズ。映画観てから読むつもりが手近にあったのでつい読んでしまった。 MSの説明がプラモデルのインストみたいだったり、地の文が三人称なのか一人称のライトノベルなのか微妙に違和感のある部分があったり、小説としては気になる部分も見受けられる…TV版のノベライズはそこまで気にならなかったけど…のだが、映画版のストーリーを(恐らくは)過不足なくまとめているように思う。話は概ねわかったが、宣伝画像でみたMSの超絶可動が愉しみなので、映画はそのうち観る予定。
それはそれとして、羽音たらくのフェルトはいい感じだなー、と思いつつ、あまりの報われなさにちょっと涙が出た。監督か構成かどっちかしらんが、ヒロインっぽいヒロインは嫌いなのかな?