或る夜の出来事

或る夜、とは言ったが昨夜と言うか今未明の話である。
突然の停電と地震で目が覚め、避難ルート及び電源確保の為に手近な窓を開けようとするが、歪んでいるのか中々開かない。業を煮やして「こうなったら蹴破ってでも…」と実力行使に及ぼうとしたら親に「なにやってる」と言われた。状況を理路整然として説明しても納得しないので「何を考えてるんだ…やはり私がしっかりしなければ!」と新たな使命感に燃え、アルミサッシの角に足をぶつけた所で目が覚めた…
要するに寝ぼけていたらしい。ここ最近の「地震」「原発」の話題がいつの間にか強迫観念となっており、それが酒で表に出たようだ。深酒はいかんなあ…と言うか、幸いにも被害はなかった…私の足が痛かったくらい…けれど、何やってんだか。
と言う訳で、「ジェリコの壁」で有名な某古典的ラブコメ映画とは関係ない話でありました。そういう色気のある話が一生に一度か二度かはあってもいいとは思うが、現実はこんなもんさ。