伊賀から先は日差し出て…朝〜夜

通常時刻より一時間早く起床。
外を見ると雨。いや、雨のお城も風情があるが、こちらの心中はそれどころではない。7時前までギリギリ待ったが、小降りなのは変わらない。意を決してタクシーを呼ぶ。また高くついた。しかし無事に「伊賀一宮」の「敢國神社」に到着する。まあしっとりとして風情あるからいいけど。出勤(?)してきた神職の方に御朱印を頂いた頃、雨該当上がった。自転車に乗れる!と心を奮い立たせて佐那具駅へ。余裕で道間違えた。今回はこのパターンが多い予感。JR関西本線は一時間に一本位しか電車が無いので予定のを外すと偉い事になるのだ。どうにか到着したので一安心。
電車に揺られて、乗り換えて加佐登駅到着。丁度バスがやってきたので「お、今日はついてる?」と思いつつ乗り込む。ただこのバス、所謂「コミュニティバス」と言うやつで、小型のマイクロバス的ものだった。それが狭い道をぐるぐる回るので正直酔った。元々乗り物に弱いので危ない所だった。しかし時間通りに「伊勢一宮」たる「椿大神社」に到着出来たので良しとする。
この頃には空は爽やかに晴れ上がり、更に自転車乗りには良い空気。些か風が強いのが気がかりだが、木々が風に吹かれて揺れる様は風情があった。
自転車乗って移動。やや高地にある椿大神社から下っていくのでほとんど漕ぐ必要はない。いきなり現在地を見失い、「あれ?迷ったか?」と不安になる。土地勘がないと怖いったらない。結局、地元の人に教えてもらいなんとか無事にこちらも「伊勢一宮」の「都波岐奈加等神社」。宮司さんに御朱印を頂く際、どこから来たのか聞かれて答えたら「それはまた随分遠くから」と驚かれた。そういえば、昨日、伊射波神社の方にも「そんな遠くから?」と驚かれた。三重県民は九州を人外魔境とでも思っているのだろうか?
都波岐奈加等神社から更に自転車漕いで四日市へ。ここで予想以上に遠かったので焦る。実際予定の電車まで3分しかなかった。危ねえ…
四日市から桑名を経由して多度へ。「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と詠われる「多度大社」へ。お伊勢さんと共に「かけよ」とか「参れ」とか言われるのは他に「多賀大社」とか「金剛證寺」とかある訳だが、今回は多度大社へ。自転車で坂を上って汗だくになって到着。平日昼間なのに境内に馬がいて驚いた。近所のお稲荷さんと観音堂と併せて参拝。
駅に戻り…下りなので楽だった…、遅めの昼食のサンドイッチをぱくついて電車を待つ。電車に乗って今度は大垣経由で垂井へ。疲れがピークで電車の中で寝落ち。乗り鉄でもないのあわや養老鉄道完乗する所だったぜ。
垂井と言えば「南宮大社」。「美濃一宮」である。16時過ぎだと言うのに空が茜色掛かってきたので焦って自転車を漕ぐ。ネタではなくまた道を間違う。一つには大鳥居の前で工事していてそれで気づかなかったせいもある。そんな訳で大鳥居は潜れなかった。途中地元のおじさんに声をかけられ、九州から来たと言うと物凄く感心され「お参りに来てくれてありがとう、そしてありがとう」(一部意訳)と感謝された。岐阜の人も九州は遙か彼方と思っているらしい。と言うか自転車旅行のバックパッカーと思われただけかもしれない。ともあれ営業時間中…南宮大社は17時まで…に無事到着し、御朱印を頂けた。帰る頃には暗くなりかけてたよ。17時過ぎなのに。境外摂社「大領神社」に参ってから駅。
駅ではまた電車が遅れやがって青くなるが、乗り換え時間に余裕があったので間に合った。危ねえな、おい。
どうにかこうにか名古屋に予定通り到着。ホテルが予想以上に熱田から遠かったのが痛かった。ともあれチェックインして、有名なお店で「ひつまぶし」を食す。待ってる間にビール飲んでこんにゃくのさしみとか食べてたら酒が進んで困る。後で請求書見て青くなったが有名店はこんなものか?その後、職場の人にすすめられた栄(?)の店でホルモン食べようかと思ったが体力が限界な上、洗濯しなければならないのでパス。まあ、ひつまぶし食べたからいいか…