大隅から薩摩へ〜新田神社

当初予定ではここから指宿に向かう事になっていたが、天候や時間を考慮し、急遽川内市に向かう事にする。
鹿児島中央から川内までは今や新幹線で10分かそこらであるが、敢えて各駅停車を使う。一時間弱。「鉄」の人ではないのだが、この頃各駅停車の電車が楽しくてたまらない。不思議。
川内駅到着。しばらく待つとやってきた市内巡回「くるくるバス」に乗る。目的は薩摩之国一宮、「新田神社」である。
神社前につく前から巨大な鳥居が目を引く。近づいてみればこれは「二の鳥居」だそうで、もっと先には「一の鳥居」があるらしい。今回は時間の都合で行けなかったが、同じくいけなかった「九樓守公神社」と共に改めて訪れたい。
それはそれとして新田神社である。鳥居をくぐると丘陵で、階段が見える。門神様にご挨拶しててくてく上る…のだがいつまでたっても階段。何でも300段以上あるらしい。厳しい。何しろ昨日で脚が終わってたから。途中境内社にお参りしつつ、どうにかこうにか社殿へ。ここは邇邇芸尊(ニニギノミコト)の山陵、その名も可愛山陵(えのさんりょう)の頂上に鎮座する神社。

邇邇芸尊の他、その祖母神である天照大神、父神たる天押穂耳尊を祭神とするそうだが、昔は八幡社だったらしい。神様の世界は難しい。ともあれ可愛山陵も合わせて御参り。途中事務所らしいものがあり、宮内庁書陵部桃山監区可愛部事務所であった。凄い山陵なのだ、と改めて思う。
鹿児島神宮と同じくここの御神酒も焼酎。やるな、鹿児島。