ミラーマン

ローカル局で放送が始まったので1話から3話まで視聴。
懐かしい、と言うか実際どの位観ていたか記憶が定かではないのですが、ストーリーやヒーロー像、敵方(インベーダー)の造形等にウルトラシリーズ…同時期に「帰ってきたウルトラマン」やってたはず…との差別化を図ろうと試行錯誤しているのが見て取れます。
怪獣、或いはインベーダーの姿は奇を衒い過ぎて珍妙になってるのはご愛嬌。ただ全体に安っぽさが漂うのは頂けない。まあこれはこれで「味」と言えなくも無いですが。
ヒーロー像に関しては「悩める主人公」と言う事でウルトラシリーズとは一線を画しており面白い。ただ真面目過ぎると言うか、人間が出来ているというか、(少なくとも3話まででは)強い印象を残すキャラクターでないのは弱含み。
またリアルさ、を追い求めた結果かどうかわかりませんが、インベーダーの行動が「密やかに」行われている関係で、事件発覚から戦闘に至っても、非常に「地味」な印象です。怪獣の造形と同じく、これはこれで「味」ではありますが、この時点ではウルトラマンの時間制限とかに類するミラーマンの「弱点」が無いので、戦闘に緊張感が感じられないのは問題だったのかな、と。
確かこの後、路線変更があって、特殊戦闘機が導入されたり、ミラーマンに「カラータイマー」が付いたりするはずですが、話が盛り上がるのはこのあたりからだったかも。取敢えずのんびりと観つづけようと思います。