渡辺淳一「鈍感力」 集英社(ハードカバー)

実家に戻った際に親から渡された本。うちの親、こんなのも読むのか…
それはそれとして、内容は「世の中多少『鈍感』な位の方が上手く行きますよ」と言うものでした。周りを気にしすぎて疲れる人も居るので、無駄に「敏感」よりは良いのかな、とは思います。ページ数もそう多くは無いし、気楽なエッセイと思えば悪くもないです。
ただ、「鈍感なのがいい」と言う部分があるのは分かるにしても、基本的には「あの人は鈍感だから良かった」と言う、「生まれ持った性格」によるエピソードばかりで、どうしたら良い意味での「鈍感」になれるのか、とか一番知りたい事が無いのが残念。私は寧ろそれが知りたかったし、多分親も最近私が落ち込んでるのでこの本を渡してくれたのでは?と思うので、「空気が読めない」ではない「鈍感力」の身に付け方が知りたかったです。