本日の定点観測+α

シンケンジャー

十臓の抹殺を命じられる薄皮大夫。一方、現れたアヤカシは、という話。十臓に続き、生ながら外道に堕ちた薄皮大夫の過去が描かれる。大夫の前身が「中の人」なのがちょっと笑えた。「声」だけのときと生身の演技では随分印象が違うが、役者さんとは面白いものだ。話としては続きものなので決着は次回となるが、羽織まとったシンケンブルーとか色々盛り上がりがありそうな次回に向けて、着実に布石をしていて期待ができると思う。

仮面ライダーディケイド

アマゾン編完結。アマゾンのファイナルフォームライドはないのか。Black&RXもなかったから少し残念だ。スーパー大切断をもう少し派手にしてほしかったがまあ戦闘はいい。戦闘はいいのだが…大ショッカーに征服された世界で、「怪人」というのが「悪」扱いなのはどうなのだ?他作品になるが「ガイバー」では「調整」されるのが一種のステータスになっていたので、「アマゾンの世界」のある種そういう「狂った」世界かと思ったら変にモラルが「普通の世界」と同じなのが寧ろ違和感を覚える。たった二話しかないし、マサヒコの「回心」を描くにはあれしかないとは思うが、些か「練り」が足りなかったと思う。二話と言えば残りも二話だが、せめて「お祭り」らしく盛り上がって欲しい処だ。

ハガレンFA」

エドホーエンハイムの再会。重苦しい話だからこそ、ホーエンハイムの「天然っぽい」所をうまく描いてほしかった。それがないのでただ重苦しかった…。どうでもいいが、ヤオの「不老不死」のイントネーションが何だか変だった気がする。演出か?外国人らしい「なまり」ということで。…ということもないよなあ。

天地人

五大老五奉行は兼続が作ったでござる、の巻。大河ドラマの主人公に色々な業績や功績で「下駄を履かせる」のはいつものことだからそれはいいが、秀吉に納得させるための手段が「泣き落とし」ってのはどうなのだろう。というか、成功した後「笑っている」あたり、兼続と三成が「真剣に豊臣政権を思う」というより寧ろ「奸臣がクーデターに成功した」ようにしか見えないのは脚本の罪か演出の罪か。これまでより「ほんの少し」マシかもしれんが、取りあえず「謙信公は後継ぎを決めぬまま死んだ」と兼続が言ったのはまずいだろう。そもそも「捏造した遺言」が景勝擁立の錦の御旗の筈だったのに、それを堂々とバラしたら問題があるような。家を確保したからどうでもいい、というなら「愛」とか「義」とかがそれこそ砂上の楼閣のような…