スルガシステムの新人、桜坂工兵が開発・運用に続いて巻き込まれるのは「提案」、という第三弾。段々とSE業界のダークサイドに落ち込みつつあるような見える作品であるが、「若いのががんばってる」と言う状況と、最後の一発逆転がライトノベルとして上手く収めていると思う。まあその「一発逆転」が一度限りの禁じ手っぽくはあるのだが、この業界常に明るく正しく、とはいかないのでまあこれはこれで。それにしても、この会社、化け物スキル持ってる人間多過ぎだろう。寧ろ独立した方がいいのでは…と思うのだが、もしかしたら後続の話では独立話も出たりするのかな。
