温泉三昧

名人にしてもうすぐ泉人になるらしいH氏セレクトの温泉巡りをする。
一湯目は「庄屋の館」。

湯布院…と言うか「ここ湯布院か?」と思う少し外れたエリアにある温泉宿で、県内でも珍しい「青い湯」の温泉である。最初は違和感があるけれど、慣れてくると気持ちのよい湯だった。基本露天でこの時は天気が回復傾向にあり、開放的でそれも良かった。浴槽は結構広いが客が多くてかなり狭い範囲でしか写真が撮れなかった。もう少し早く来るべきだったか。どうでもいいが、基本は和風基調の施設なのに入口に「兵馬俑(多分レプリカ)」が並んでいるのは何のまじないだろうか?と悩む。
昼食挟んで二湯目は「壁湯温泉 旅館福元屋」。
湯布院より更に奥地にある。「天然洞窟」の名を冠する通り、本当に「壁」で「洞窟」な所に度肝を抜かれる。湯はかなりぬるめで長時間浸かっても問題ない、と言うか寧ろ気持ちよくなるレベル。この洞窟が既に川沿いだが、更に川沿いに「蛍観賞用」と言う小さな浴槽があり、真夏なら川に飛び込めるほど。趣はあるがこの時期ではすでに寒かった。ここも客が多くて撮影が難しいったらない。
三湯目は「星生温泉 山恵の湯」。
九重星生ホテル併設の温泉施設。ここまで来るとかなり山の中。どんな施設なのかと思ったら、硫黄泉やら単純泉やら鉱泉やら色々あって楽しめるものだった。こういうバラエティのある施設は好きだ。特に泊りなら色々楽しみたいものだしな。まあ私は泊りじゃないけれど。硫黄泉はかなり硫黄臭がきつく今日二つ目だが青い湯がめずらしい。でかい桶の酸性緑礬泉がいい感じだった。ただ飲む事も出来るが金属臭かなりきつい。ちなみに一番印象深かったのは冷泉。何かの鉱泉だがこの時期に17度とか正気とは思えない。それでも一応入ろうとはしたけれど腰まで入ったら限界だった。真夏に再挑戦したい…。なお「撮影禁止」と大書してあったので浴槽は撮影出来てない。
山の中を更に進んで四湯目と五湯目は「七里田温泉」。
七里田温泉館」と言うのがあり、そこの併設「木乃葉の湯」が四湯目、少し離れた所の「ラムネの湯」が五湯目となる。
で、四湯目の「木乃葉の湯」
湯は半透明と言うレベルを越えている。いや、寧ろ浴槽にびっしりと装備(?)されたオレンジ色の「湯の花」が目を引く。内湯と露天があり、泉質が微妙に違う気がしたけど気のせいの可能性も高い。少しつかると腕や脚に「湯の花」と思われるオレンジの物質が付着してくる。なんか凄いな、と思う。地味にゆったり入っても気持ちいい湯だが、白いタオルを持ち込む時は要注意<浴槽にタオルをつけてはいけません。
本日最後、五湯目「ラムネの湯」。
「温泉館」から歩いて数分の所にある。川のせせらぎがいい。「温泉館」で鍵を借りて入るのだが…実は無暗矢鱈に混んでいて、 30分以上…「木乃葉の湯」に入って居た時間も含む…待ってから漸く入れた。しかしそこもまた凄く混んでいて驚く。そもそも適正人数4人位と思われる浴槽に最大9人入ってて、実は最初10分程は湯に入る事も出来なかったのだ。もう少しスケジュール管理なんとかならんのか…と思ったが、それはそれとして、湯は「木乃葉」と違い無色透明。かなりぬるめの湯につかって居ると体中に泡、泡、泡。炭酸泉すげえ、と驚いた。前述の通り、お湯はぬるいが炭酸効果かかなりぬくもる。人の少ない時間にじっくり浸かって居たいなあ、と思った。