過猶不及

夕方というか思いっきり夜になっていましたが、食料調達のために外出。「食料調達」とかいいつつも書店に行くのはいつものことですが、それはさておき、「本題」の「食料調達」のためにとあるコンビニに入りました。さて何を食べるかね…と物色していたらどこからともなくなんともいえない臭いがしてきて困惑しました。困惑は時間の経過と共に吐き気に転化してきたので何だろう?と思って周りを見回しますがそこは普通のコンビニであり、どこにもそうおかしい所はありません。しかし私は気づきました。そう、確かに「おかしい所」はなかったのですが「怪しい存在」はあったのです。 私以外の客の中に若い御仁が居られて、どうやらその人の佇んでいた場所にその臭いが残っているようなのです。下手に因縁などつけられないように注意して観察してみると、髪形といい服装といい、ファッションのセンスも知識もない私には一般的にみてどうとかは上手くいえないのですが、その妙に自信というか自己満足というかの雰囲気漂う表情から、恐らく本人としては相当気合を入れている!という感じは伝わってきます。そこまで見てようやく気づきました。その「臭い」が「香水」や「コロン」のような類の臭いであることに。
本来「香り」というべきものなのに「臭い」…って使用量間違ってんじゃねえか!?量が多けりゃいいってもんじゃねえぞ、ボケ!!!と思ったのですがさすがに中年にもなるといささかの知恵が付いているので賢明にもその場は買うもの買って撤収しました。
あれだけの臭いを撒き散らして本人は大丈夫なのだろうか?と心配してしまいましたが、逆にあれだけ強烈な臭いの中にいたら嗅覚が麻痺してるので却って大丈夫なのかも。もしかしたら嗅覚を封じることで「小宇宙」を高めているのかもしれませんが、とりあえず迷惑この上ない事象でありました。