新法王はバイエルンファンだった…会員証発行へ

教皇ベネディクト16世に関してはそのドイツ人らしいゴツい容姿に前教皇の側近にして超保守派というイメージが先行していました。しかし、就任の際に異教徒にも敵対的でない文言があったり、「恥ずかしがり屋で猫好き」という記事が出てみたり、一転「優しさ」や「親しみやすさ」をアピールする方向の報道がなされているので、これもその一環だと思います。「ある時は10匹もの猫がバチカンの仕事場までついてきて、警備のスイス衛兵を困らせた」というのはネタでなく事実だとすれば、困ったスイス衛兵がなかなかいい味です。
 それはともかく、「かなり年季の入った熱烈ファンなのかもしれない?」も何も、元々ドイツ人だし、バイエルンの出の上にミュンヘンフライジング大司教だったという経歴を考えれば十分にありえる話ではあると思います。ポーランド人の前教皇ヨハネ・パウロ2世が「ラツィオのファンだった」ということの方が驚きです。そもそも聖職者とはいってもスポーツに興味を持ってはならないという法も律もないでしょうし。
ラティオといえば「税金チャラで 破産免れた」とかいうこともあったようですし、バイエルン・ミュンヘンは優勝をほぼ確定しているようにも見えます。いずれもチームにとっては「神の恩寵」ともいえる事態であるといえなくも無いので、これも一種の「奇跡」とかいうと11億ローマカトリック信徒に怒られそうですが、まあ「いい事もある」という程度にしておくのが無難でしょうか。ラツィオはともかくバイエルン・ミュンヘンのファンは「運じゃなくて実力じゃああああああ」とか怒られそうですが。