昨日選ばれた昨日選ばれた安倍首相は歳出削減の手始めとして、「自らの給与３０％カット・閣僚は１０％」という事を発表し、それに際して「隗より始めよ」と延べられたそうです。
出典の「戦国策」における該当エピソードを素直に読むと「まずは私の待遇上げてみようよ。私自身は大した事無いけどそれでも優遇されてると噂されたら、凄い人が一杯くるよ」と言って自分の待遇改善を勝ち取った昔の人の話であり、良くとっても「待遇を上げて優れた人材を集めよう」という事ですから「俺も給料下げるからお前らも下げろ」と言うのは寧ろ逆でな気がして微妙な違和感が。今では「まず身近なことから始めよ」とか「物事は言い出した者から始めよ」と言う意味ですから、強ち間違っては居ないのですが、この場合、どちらかと言えば「千里の道も一歩から」の方が良いような気がしないでもなし。
まあこんな細かい所に突っ込みいれても仕方ないし、良い国にしてくれればそれはそれで問題ないのですが、やたらと「美しい」とか「教育改革」とか言うのでちょっと気になってしまったのでありました。とりあえず「強制された」時点で「ボランティア」じゃないと思うので大学就学前に義務付けるとかいってるアレは「就学前強制労働」とかに言い直した方が良いと思うのです。美しく正しい日本語としては、ね。
