旅立ち

永年勤続休暇と言うものを貰えたので旅行に行く事にした。
目的地は長年の憧れ、熊野三山。熊野に行くなら木の国こと紀州の一宮も巡ろうと言う計画を延々練った挙句、最後は「まあなるようになるさ」と言う投げっぱなし予定となったが、まあそれはそれで旅の味だろうと思い込む事にする。
朝、通常より一時間早く起床し、身繕いして出発。出掛けに神棚と仏壇、仏像、近所の神社と順番に手を合わせて電車に乗り込む。乗換5回、凡そ6時間の移動である。特急と新幹線は割合混んでいたが、新幹線は隣もおらずにほぼ寝ていた。しかし新神戸で家族連れが乗り込んできて、まあそれはいいのだが、私の顔がとても面白かったらしく矢鱈チョッカイかけてくるのには参った。子供には何故か懐かれる事もあるんだよなあ。不思議だ。
そんなこんなで大阪着。小奇麗になった大阪駅等を経由して先へ進む。天気も良く、景色もすばらしい。どうでもいいが、紀州の駅名は中々個性的で面白く、それに感心していたら九度山についた。