大場つぐみ・小畑健「DEATH NOTE」3巻 集英社(新書/ジャンプ・コミックス/ISBN4-08-873652-4)

キラとLとの心理戦。互いを疑い、監視カメラ、そして互いに確信が無い中の直接対決。そして現れる第二のキラ…という第3巻。本当にこれが少年誌でしかも人気を博していると考えると不思議なところがあるのですが面白い。いわゆる「バトル」ものとは異なりますが、丁々発止のやり取りは緊張感があり、先の読めないある種の「バトル」がその人気の源かもしれないと思います。なんといっても安定した作画レベルがそのバトルに華を添えるというか、非常に引き立てているのは間違いないところ。週刊連載という形式で一話一話読む楽しみと単行本としてまとめて読む楽しみの両方が十分に生きていて、飽きません。第二のキラは今回顔見せ…といっても顔出てませんが要するに出ただけなのですが、これもヘンなキャラなので続きも非常に楽しみです。