雨の中

今の私の状況を知っている人の中には「どうせ『お手伝い』があるんだから天気など関係ないだろう、と思われる向きもあるでしょう。それは確かに事実なのですが、実は今日は「黒い烈風」号の車検の日でありまして、お店にもっていかねばならないのです。こんなことなら取りに来てもらえば…と思ったものの後の祭り。仕方ないので雨具を装備して出かけることに。
「黒い烈風」号は自動二輪ですから当然「全天候」に向いてるとは言いがたく、要するに天気が悪い日は乗れないのですが、それに加えてここ最近の悲惨極まりない情勢では休みだからといってツーリング、というわけにもいかず。そんなこんなで少なく見積もっても二ヶ月はエンジンすらかけていません。というか良く考えると自転車にすら今年に入って1度しか乗ってませんよorz。まあそれはそれとして、祈るような気持ちでキーをエントリーしてスターターをON…あっさりかかったので拍子抜け。しかし、伊達に大型じゃないなあ、と感動。偉いぞ「黒い烈風」号。
そして安心して発進。それからウルトラマンのカラータイマーが点滅し始めるくらいの時間が経過すると、さ、寒っ!つ、冷たっ!となり (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル。立春を過ぎたとはいえ実質的に今は冬。いくら九州でも冬の雨は冷たいのです。二ヶ月にわたって乗ってないから身体が慣れるのに時間がかかる上、路面は最悪、そして妙に混んでいたりするので神経使いまくり。お店に着いた頃には心身ともに疲れ切っておりました。
所定の手続き…というか店の人にお願いして代車を借りただけですが…をしてから帰途につきます。代車は「黒い烈風」号と同じメーカーのゼファーΧ。跨って機体を地面に対して垂直にしようとした瞬間、軽っ!!。ネイキッドの400ccなんて教習の時以来のってませんが、我が愛車と違うとは…慣れって怖い。そしてその軽さと乗車姿勢の差による操作性の差を痛感しつつ国道を走り始めて内蔵電源で稼動中のエヴァンゲリオンが暴走しない状態で限界を迎えるくらいの時間が経過した頃、さ、さ、寒っ!!!つ、つ、冷たっ!!!ということで、 (((((((( ;゜Д゜))))))ガクガクガクガクブルブルブルブル。カウル付き大型とネイキッド中型の風防にこれほどの差があるとは…完璧に合わない歯の根とニーグリップが困難なほど震える足、に代表される身体をなんとか誤魔化し家までたどり着きました。
いやきつかった…。