【感想メモ】 篠田真由美「胡蝶の鏡」 講談社(新書/講談社ノベルズ/ISBN4-06-182425-2)

「建築探偵」シリーズ第三部の第一作。今回の舞台はベトナムハノイ。先に発売された短編集の登場人物が再登場していますが、別にその作品を読まないでもなんとかなります。相変わらず建築というよりは人間関係が重視されててもう少しベトナムにおける建築の薀蓄が欲しかったところです。主人公の桜井京介の性格が前と変わってるような気がするのですが、それは作者の意図したことかそうでないのか…。