衣替え

既に学生さんは先週あたりから「移行期間」に入っていたようですが、月も替わって本日より正式な衣替えです。うちの職場はカジュアルが多いし、男性制服は季節関係ないし、と見た目の季節感はさっぱりですが、世間は徐々に夏への階段を上っているようです。
政府は「首相ノーネクタイ 政府「夏の軽装」スタート」ということで、少し前から提唱している省エネ対策の「夏のビジネス軽装(クール・ビズ)」を実行に移しているようです。まあ有言実行というか、言った事を実践するのは結構なことだとは思います。しかし、自社内という限定なら「カジュアル可」というところも増えていますからまあいいとして、「客先」に行くのにラフ…というといいすぎですが、「一般的な儀礼」範囲から外れたスタイルでは「失礼にあたる」のではなかろうか、と思った日には「安全策」で「スーツ+ネクタイ」でいくでしょう。そういう意味で政府の提唱するこのスタイルが一般に定着するかはかなり微妙と思います。省エネとか格好よさげな名称とかを決めるのは結構ですが、このあたりの意識改革しなければ意味ないでしょう。実際、「<衣替え>霞が関の官僚はネクタイ派半数以上」ということですから、まずは役所から範を示さないとね。「周りを見ながら、と思いまして」とか「ネクタイしないでちゃんとした格好って、金がかかるんだよ」という職員の台詞がリアリティあってなかなか良いです。