モノノカチ

とある方面にて「体重の一キロ増、ウェストの一センチ増というのは、女の価値を数万円下げる」という話を目にしました。
事実とすれば向きこそ逆ですが「銀」の相場価値(今日は大体gあたり30円弱でした)より少し高いくらいということか?そもそも完全な状態での「女の価値」とやらがどのくらいの値段かさっぱり分からないので高いのか安いのか判断に困ります。差分が数百万のオーダーに乗ったとしても、元の価値が高ければそこまで気にしなくてもいいような… その手の価値などほとんどが「相対的」なわけだし。
それはそれとして、今朝のペダル故障事件を鑑みて、女性に限らず男性も体重多すぎると問題だよね、と思ったりもしたわけですが、実際問題として「太い/重い」より「細い/軽い」という方が尊重される傾向にあるような気がします。
個人的には「見た目」とか「バランス」の方がより重要であると主張しています。しかし、「バランスが大事」といってもそれはあくまで「印象」でしかないので、個人差、というか好みが大きいのであまり統一的あるいは客観的な価値観には成り難い。それに対して数値というのはなんとなく統一的あるいは客観的な印象を与えるような気がします。実際には「気がする」だけで、数値は数値で「指標」や「基準」がはっきりしなければ全然意味がないというか説得力はないわけですが、「印象」という面では有利ということ。「印象」といってしまえば「見た目」とかと何も変わらない。
そういう瑣末な事に価値を見出して、一喜一憂するのも愚かしいなあ、とかいいつつ、毎朝毎晩体重と体脂肪等を計測して一喜一憂している私がいるので自分自身でもあまり説得力ないよね、と思う今日この頃。