中国中央電視台の製作した作品です。少し前にDVDが出ていたので購入し、ようやく最終話まで到達しました。
かなり前、まだ私が学生だった頃に日本TVの深夜にやっていたもので、特撮は相当チャチ(当時のレベルでも)だし、ドラマとしてもまとめ方や演出もかなりダメダメな所もあるのですが、話が原作に忠実というかそもそも中国人がやってるせいか、雰囲気が「それっぽい」のが個人的にはうれしい作品です。
堺正章が孫悟空、夏目雅子が玄奘三蔵の「西遊記」も最初の2〜3話は割りと原作に忠実でしたが、途中から暴走をはじめ、仕舞いには完全に別物となってしまいました。あれはあれで好きだったのですが、後にその系統を引きついだものが時々作られるに及び、アホらしくて日本製西遊記は観る事がなくなったものです。猿(正確には「猴」ですが)と豚はともかく「河童」だけは何度見ても許せないのですよ。なんでこうも間違った認識がまかり通ってしまったのかなあ。
そういうことなので、来年から始まるらしいのも多分観ません。いっそ「原作」が諸星大二郎の「西遊妖猿伝」だったら観るかもしれませんが…
