たばこ増税は「税を汚す」 政府税調会長が批判

「たばこ増税分の目的税化」が「税を汚す」というならまだ分からないでもない…分かりにくいけど…です。しかし、この前出た酒税法の改正案でビールのみならず発泡酒、「第3のビール」、果てはいつか出てくるかもしれない「第4のビール」を「抜け道」と言い放ち、「庶民の飲み物」に永続的に高い税率を課そうとしてたのにどの口がこれをいうのか、と。
私は酒税はアルコール度数に応じて課すべきだと考えています。実際には「生産量に応じて」税率が高くなるという、要するに「取りやすい所から取るとの考え方」に従っており、このためビールは他の日本酒や焼酎、ワインやスピリッツ等の他の酒類に比べて異常に税率が高いです。発泡酒や第3のビールはメーカーによる対抗処置であり、企業努力の賜物ですが、これを「抜け道」と言い放つあたり、税を取る側はやはり「取りやすい所から取る」のが前提なのでしょう。
「必要は発明の母」というくらいですからある程度の規制や矛盾は良い方向に発展する可能性があるとはいえ、基本的に不必要な規制や矛盾はないに越した事はないです。そういう意味で政府税調の人も酒税法が「清らかな」状態がどういうことかを再考してもらいたいものです。