朝の基本コース

「デカ」…起きたら終わってました。最終決戦前だというのにいけないいけない。
「剣」…最終回。ジョーカー=始を封印しなければダークローチによる生命抹殺活動は止まらない。そして戦う剣崎=ブレイドと始=カリス=ジョーカー。そして剣崎の決断は…ということなのですが、大きく予想を外す事はない結末でした。…まあ人類を救おうとしたら選択肢が物凄く限られるのでそれは妥当なのですが。元々「仮面ライダー」とは自動的か他動的かは別として「人間」から「人外の存在」へと踏み出した存在の悲哀、というモチーフがありますが、「クウガ」以降のシリーズでは一部その条件から外れたものもあるにしろ、基本的にはそれを守っていました。「ブレイド」は「アンデットの力を利用」するという形で「変身」しますが、その存在は(カリスを別として)あくまで「人間」。しかしブレイドのキングフォームの出現の頃から「それを多用すればアンデット化する」という話が出てきて、しばらくするとすっかり忘れたように使いまくっていたのですが、最後の最後でそれを利用するとは。結局のところ「バトル」に「決着」はついていませんし、悪い言い方をすれば「逃げた」と考えることもできるような主人公の行動ですが、友と人類の両方を救う為の決断としては割りにヒーローものっぽいものであったなあ、と思いました。映画版をすっかり忘れ去ったような展開でしたし、開始当初の歯車のあってないようなモタツキ感からは想像も出来ないくらい途中は盛り上がって、最後は悪くないオチだと言えるかも。伏線の再検証も含めてもう一度通して見たいような気もしてきました。
次週から「響鬼」ですが、さてどんなものになるか。ちょっと楽しみです。