サイクリング(4)…先へさらに先へ

地図を素直に信じれば、この先行き止まりなので少々びくびくしていたのですが、ほどなく行き先表示板に行き当たりました。

求める神社はさらに先にあるようですが、この矢印板を眺めている方向からほぼ180度「回れ右」すると神社がありました。

とりあえず参拝をしてからさらに先へ。下りがやたらと急で前のめりに転びそうになった程ですが、「転びそう」になった事が我が不敬によるものか、結果として「転ばなかった」のは神々の恩顧か、今年の目標のひとつ「前向きに生きてみよう」&&精神衛生上の観点から、後者と受け取りましたが、そして行き着いた先にあったのは、想定していた神社です。

ここに元々あってずっと下った位置に遷座したといわれる神社と比べればささやかですし、建物は建て直されていたりしてますから、想像していた「上古の趣」はないですが、山の上の方のそれも鬱蒼とした木々に囲まれた状況というのはなかなか趣があります。境内を細々と見ていると、石灯籠に「寛政」という年号のあるものもあって、これが江戸時代の年号の一つであるという程度の知識はある…後に調べたら18世紀の終わりごろ…ので、世紀の単位でここが信仰の対象であったことがわかり、時の重みを感じたりもしておりました。さらにこの山というか神社のそばには

こんなのがあります。この看板の近くに大きな石が織り成す構造物というか、集合体がありまして、木々に囲まれた中にある巨石は中々に雰囲気があります。神社が先か石が先か、宗教上のことも歴史のことも詳しくない私には判別付きかねますが、中々心躍る状況でありました。なお、その巨石は足場の問題と例によって「畏れ多い」ということで撮影していません。あしからず。