本当なら昨日観ていた筈のもの

コードギアス 反逆のルルーシュR2

最終回。ほんとにまとまるのか?と思っていたら案外綺麗にまとまっていて驚いた。
第二期に入って第一期をなぞるような展開と途中のぐだぐだ…話的にも絵的にも…があって、もうだめかな?と思ってはいたのだが、いやそう思っていたせいか悪くない。第二期の後半のルルーシュの行動からしルルーシュ=ゼロの死という結末しかありえないとは思っていた。目的も大体は予想していた。しかし予想は半分は外れた。だから前回の「ゼロに仕えよ」なのか、と感心した。
感心しなかったのは生き残った人々で、特に黒の騎士団は大半が生き残り、挙句に首相になったあの人はいくらなんでも出世しすぎだろうと思うし、彼ら自身の「罪」は何も清算されていないので些か居心地が悪い。
主人公達の贖罪もあれでいいのか?と思わなくもないが憎しみを集め、自らの死をもって世界を創造し、それを維持する為の「ギアス」を用い、それを受け止めた友というプロットは中々綺麗に出来ていたと思う。誰にも理解されず、「孤独」となるかと思ったが、主要な女性キャラ達とロイドさんはそれを理解していたのでまだ救いはあったのか。救いといえば「愛していますお兄様」と言う言葉で魂が救われたのか。色々と気になる所も多かったが、締めとしては悪くなかったと思う。
それにしても最後の最後で美味しい所を持っていくのはオレンジか。「ゼロ」を「全力で見逃し」たり、オレンジ収穫したり、アーニャを嫁(?)にしたり、第一期のお笑いキャラが嘘のようだ。
ともあれ文句は多いがなんだかんだで楽しめた作品ではあった。勢いだけ、というか演出主導、という気になる部分もあり、何度も観なおしてみよう、と思うかは分からないが、第二期のDVDの継続購入は決定。少し時間を置いて通して観なおしてみるかもしれない。
そして次回からは00第二期。第一期のラストは盛り上がったのでそれなりの展開を期待したい。