相棒 Season7 第9話「レベル4〜後篇・薫最後の事件」

数千万人の命を奪うとも言われるウィルス強奪事件の後編。
相棒の片割れ、亀山薫最後の事件と言う事で盛り上がる…筈なのだがこれはひどい。海外のドラマでは主要人物、それも主人公クラスが唐突に退場する事はままあるのは分かっている。 右京や米沢、伊丹との別れや「何?」と言う内村部長とか、挨拶回り関連場面はまあまあだった。けれど、いくらなんでも酷い…。
亀山は友情には篤いし、正義感あふれる人間である。が、しかし、なぜこのタイミング?この演出で「退職」?スタッフ・キャスト色々都合があるとは思うのだが、唐突過ぎる「退場」は何?今回の事件との関連性も薄いし、円満といえば円満だが内容は不満である。殉職はあんまりだと思うが、右京との対立とか上層部による左遷とかその結果としての辞職とか、そういう別れの方がまだマシだ。と言うかこの展開の何処に「リアリティ」があるのだろう。再登場の可能性は皆無ではないとはいえ、最早この後は「相棒」ではないよなあ、としみじみ思った。この調子では正月ドラマと残りエピソードが全く期待できないと思うのは私だけだろうか。
妙な新相棒が出てきてもなんかもう終わった、と言う感じがありありである。今シーズンで終わりかなあ。品質が下がったら見切り時かもしれない。それを裏切ってくれる事を期待したいが、大丈夫かなあ…