劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜

公開から二ヵ月ほど遅れたが、漸く地元で上映と相成ったので鑑賞。
前作「劇場版マクロスF虚空歌姫イツワリノウタヒメ〜」の続きから始まるが、前作同様、キャラクターの行動や上層部の陰謀、ヴァジュラとの関係、そしてアルトにとっての「演じる」事などが相当再整理されて、TVよりは共感しやすくなったり、分かりやすくなっている。特にアルトの「演じる」が明確化されたことでキャラクターとして「主人公」になっているのが良いと思う。その他のキャラクターも深みを増している人も多いが、その分死亡フラグ立ちまくりで冷や冷やした。結局の所、当初の予定通りに「三角関係」にはケリがついたが、どうにも救われないと言うか「trueエンド」ではあるが「goodエンド」ではないと言うか。ただ「goodエンド」でも「皆ハッピー」にはならないので難しい所か。そう言う意味で結末に多少気になる部分はあり、エンディング後に50年後ヴァジュラと同化してくるのかと思ったがないし… まあそれはそれとして、新機種「デュランダル」を含めてラストバトルが相当密度が濃くて楽しめた。ゲストにイサム・ダイソンが紛れ込んでいたのは嬉しいサービスの一つ。なんだかんだで「イツワリノウタヒメ」と同様、勢いがあって楽しめた。これで「F」はおしまい。スピンオフとか出ても面白いかもしれないがさてどうなるか。取り敢えずソフトが出たら細かい所までゆっくり見直してみたい。