宇佐神宮に行って来た

言わずと知れた全国八幡社の総本社、宇佐神宮。ここの本殿が修復中でその作業を公開すると言うので矢も盾もたまらず見学会に参加してきた。

本殿は国宝で、桧皮葺を外して新しいものに葺き替える作業をしている。当然雨にぬれる訳にはいかないので工場のような建物で覆われている。今年遷宮となる出雲大社もこんな感じだった。ある種修復のフォーマットなのだろう。通常のお祓いなどをしていただく部屋に上げていただきお祓いをしてもらい、本殿前で二礼四拝一礼で御挨拶。玉串も上げさせてもらった。嬉しい。然る後、工事現場の足場に登る。修復中の八幡作りの本殿の状態がとても興味深い。こんな構造になってるのか。昔の人の考える事は凄いな、と。凄いと言えば桧皮葺をやってる職人さんが凄い。後で体験コーナーでやらせて貰ったが、桧皮を竹釘で打つのが難しいったらない。これをリズミカルに凄いスピートでやってるから驚きいった。こういう伝統技能は絶やしてはいけない、と改めて思った。話を戻すと、他の神社でも通常は公開しない本殿等を特別に公開する事はあるが、修復中と言うのは中々見る事が出来ないのでとても貴重な良い体験だった。本殿横にある住吉・春日・北辰の各神社も拝めたし、いや本当に良かった。
ちなみにこの見学会のメインイベントは本殿見学であるが、その他は地元のボランティアガイドさんがついてくれて、宇佐神宮の基本コースを説明付で回るもの。知ってる事も多いが中々面白かった。そんなこんなでお約束の呉橋とかも見て来た。
再来年、勅使が通る時はまた見にきたい。
そういえば初めて気付いたが、境内の養蚕神社・八坂神社付近の狛犬くん達が可愛い。
逆立ちしてやがる(笑。初めて気付いた。
そして見学会お開き。川沿いを歩いていたら俳句の看板がいくつか。心に刺さったのはこれ。
そうだよね、ないよね>恋。
そんなこんなで頂き物や買物。
修復資料の簡易版とか観光ガイドとかの他に御札やお守り、箸までもらえた。これで1000円/人はお得過ぎるにも程がある。お酒は近くの売店で売ってた宇佐神宮ラベルのお酒。中身は普通に売ってるにごり酒…だと思う。そのうち飲んでみる予定。
繰り返しになるが貴重な体験ができた。折しも自分的には割と重要な記念日にこのようなイベントとは本当に望外の喜びだった。今年はいい事あるかもしれないな。