STAR TREK "CHARLIE X"(宇宙大作戦「セイサス星から来た少年」)

倫理観の欠如した存在が力を持つと碌なことにならない、といってしまうと味も素っ気も無くなるわけですが、このエピソードにおける「人類外の存在に育てられた為に人類社会のルールがわからない」少年が起こす騒動と、その結末のおかげで随分と暗くてストレスが溜まる話になっています。あの少年役の人の目の演技は結構怖かった。
それにしても「スコット」と「スポック」が取り違えられるから、という事で「スコット」を「チャーリー」にした…スコットランド人にイングランド人の名を付けてどうする!…ため、「チャーリー」だった少年が「ピーター」になるという、日本語版製作の混乱が見られて裏方的にはちょっと興味深い話でもあります。フィルム買う時にエピソードチェックしなかったのでしょうか?