やっていいことわるいこと。

遅めの朝食を摂ってからTVなどを眺めていたら携帯電話が鳴り出しました。何事かと思ったら直属上司より昨日故障した某システムのマシンがまた故障したから代替機を貸してくれ、とのこと。貸すのは別にかまわないのですが設定等について電話では説明しづらいのと、今回のシステムに関しては私はまるっきり関係ないのですが、私にしては珍しく「困っている人を見過ごせない」とか思ったので、出向いて協力することを申し出ました。
「黒い旋風」号にて出撃して職場へ。そこには上司を含め関係者の方々が揃っておりました。情況から判断してデータを保持するHDDの故障ではなく、原因は別のところにあるように思えましたので、私が「こんなこともあろうかと」密かに保持しておいた外付けHDDやSCSI-I/Fなどを駆使して故障したマシンからだましだましデータを抽出。それをもって別のマシンを代替するように設定を実施。多少問題がないでもないのですが、まあ無事に本番の代替として稼動するところまで持って行くことが出来ました。
こういうことではそれなりに人様のお役に立つことが出来るし、褒めてももらえるようなんですが…これによって評価や給与が増えるわけではないし、自分の範囲外のことに手をだすのはある意味で「やってわるいこと」に属するような気がするので心の中は少し揺れ動いております。きっぱり断る勇気というのも必要だと思うのですが、まだまだ甘いなあ>自分。直接的な「顧客満足度」というのはこういうことによってかなり向上することもあるのですが、長い目でみたら「この情況はまずい!なんとかしなければ!」という前向きな議論の取っ掛かりになりうるのに私自身でそれをつぶしているような気がして…うーん、これを割り切れないとやっぱりだめかなあ。