STAR TREK "THE NAKED TIME"(宇宙大作戦「魔の宇宙病」)

ある惑星に降下した調査隊が持ち込んだ病気(?)のためにエンタープライズが大混乱に陥る話です。クルーが規律も常識も失って騒動が起こるスタトレでお馴染みのエピソードの元祖ともいえると思います。このエピソードでは日頃とは違うクルーの「素顔」が見られて面白いコメディタッチと、エンタープライズの危機が同時並行で描かれますので笑いと緊張がいい感じでバランスされています。出色は自分を剣士と思い込み縦横無尽に活躍するスールー(カトウ)と自分を王様と思い込むライリー。後者は単なるゲストなのですがあの歌も含めてかなり印象が強い。あと、キレそうなカークとめそめそするスポックの「漫才」、そしてそれぞれがボケとツッコミが交替しての「漫才」等、見所が多いエピソードでもあります。
最後のタイムワープはやや唐突感がありますが、これが"TOMORROW IS YESTERDAY"(「宇宙暦元年7・21」)の「前編」と考えられていた …実際はそうならなかったわけですが…と言うのを最近知りました。STはまだまだ奥が深い。