【感想メモ】矢上裕(阿智太郎 原作)「住めば都のコスモス荘」3巻 メディアワークス(B6/DENGEKI COMICS/ISBN4-8402-2741-1)

 追うものと追われるものが同じアパートに同居していて、それぞれが気づかずボケをかましまくるという、お気楽なギャグマンガ最終巻です。
 この巻ではそれぞれのキャラクターの掘り下げと、いつの間にか連帯してるコスモス荘の住人たちの姿がファイナルバトルとともに描かれています。ボケやギャグもいいのですが、エーデルとクリーカのエピソードとあからさまにベタですがファイナルバトルもなかなか盛り上がってて面白く読みました。
 前作「エルフを狩るモノたち」が月刊連載としてはかなりの長期連載だったのに比べると3巻で終わった「コスモス荘」ですが、「エルフ」ほど場所や情況を変えるのが容易とは言いがたいので、キャラクターの掘り下げが出来たこのあたりで
まとめるくらいがちょうどいいような気がします。表紙の集合写真的なイラストがなかなかいい感じですね。